呉の観光スポットと言えば、入船山記念館!
海軍基地が建設される前、小さな漁村だった呉。
日本が近代国家への道を歩むと並行して大きな変貌を遂げた呉の姿は、
まさに日本の近代化の象徴と言えます。
歴史好きにはたまらない見どころ満載の入船山記念館について、まとめていきます。
入船山記念館への行き方
呉駅から徒歩で行くには15分ほどかかります。
徒歩で行く場合は、呉駅ロータリーから右手・本通方面へ10分ほど歩いたのち、
めがね橋の信号を右に曲がります。
海上自衛隊呉集会所のところを左に曲がり、
緩やかな坂を上って行くと左手に見えてくるのが入船山記念館です。
呉駅からバスで行くには、3番乗り場と4番乗り場の2つの線があります。
3番乗り場から行く場合、広電バスの「音戸倉橋島方面行」に乗り5分ほど行き、
「眼鏡橋」で下車します。左に曲がって3分ほどすると入船山記念館に到着します。
4番乗り場から行く場合、広電バスの「宮原方面行(坪ノ内経由)」で5分ほど行き、
「入船山記念館」で下車するとすぐ入船山記念館が見えます。
車で行く場合は、入船山記念館には1時間100円の駐車場が122台あります!
呉市本通周辺の駐車場は1時間200円が相場なので、
入船山記念館の駐車場は安くてオススメです!
入船山記念館の見どころ
入船山記念館はいくつかの建物に別れています。
まず1つ目は、旧呉鎮守府司令長官官舎!
1905(明治38)年に建築された当時の資料をもとに復元したもので、
1998(平成10)年に国の重要文化財に指定されました。
この建物は木造平屋建てで、東側の洋館と西側の和館があります。
洋館は重厚感あるアンティーク家具が並び、壁紙や小物ひとつをとってもおしゃれで
歴史を感じ、見ているだけで楽しいです。
中は呉市にまつわる資料が多数展示されており、
漁村だった呉が旧海軍基地が建設されることで一気に大きな町になったことがわかります。
それまで小さな漁村だった呉浦が、海軍基地や造船所が出来たことで
道路や住宅が一気に建設され、さらに全国に先駆けて路面電車や検疫の仕組みも整うなど、
それはそれは大変貌を遂げました。
明治から大正にかけてのBefore/afterが最も激しい街かもしれませんね!
瓦屋根には宮城県雄勝(おがつ)町の雄勝石が使われていますが、
東日本大震災で雄勝町も被災し、今は瓦としての雄勝石はほとんど取れなくなっているのだとか。
元々重要文化財の入船山記念館の洋館ですが、
もう手に入らない雄勝石を使っていることで、さらに貴重に感じられますね。
2つ目の見どころは旧東郷家住宅離れ。
1890(明治23)年からの1年7か月の間、東郷平八郎が呉に住んでいた家の離れ座敷です。
元々宮原5丁目の正円寺にあったものを、移築・復元したもので、
こちらも1997(平成9)年に国の登録有形文化財に登録されました。
3つめの見どころは、旧呉海軍工廠(こうしょう)塔時計。
1921(大正10)年に旧呉海軍工廠造機部屋上に設置され、
終戦を経て今なお時を刻み続けている、入船山記念館のシンボルとも言える時計です。
呉市の有形文化財にも指定されています。
入船山記念館周辺にある観光スポット
入船山記念館のすぐ隣には、呉市立美術館があります。
市立の美術館があるなんて、呉市はやはり大きな市だなぁと感心させられますね。
入船山記念館の周辺は、松がとてもキレイです。
夏場でも松が日陰を作ってくれるので、お散歩コースにもぴったりです。
まとめ:ゆったり過ごしたい休日におすすめ
いかがでしたか?
入船山記念館は資料の展示だけでなく、各イベントや、
散歩コースとしてもおすすめのスポットです。
ぜひ一度行ってみてくださいね!
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