出産場所の選択は、ママと家族にとって大きな選択なので色々と迷いがちですよね。特に転勤族は、知らない土地での出産はかなり不安になると思います。
そこで今回はむつ市で出産するかどうか悩んでいる方へ向けて、むつ市の分娩受け入れ病院などをまとめます。
出産場所検討の参考にしてくださいね!
※2017年時の情報です
むつ市で出産・分娩出来る場所は?
むつ市で分娩可能な病院は2か所のみ
むつ市で出産を考えるなら、病院の選択肢は2つ。
むつ総合病院か北村医院です。
妊婦健診が出来る病院はこの他にもむつ市内にいくつかありますが、分娩受入れをしているのはこの2箇所以外ありません。
むつ総合病院の特徴
むつ総合病院(略して「むつ病」)はむつ市で一番大きい病院で、設備が充実しています。
総合病院なので、持病があったり出産になにか不安がある方はむつ病を勧められます。
また、出産入院中は、病室は数人で1室を使います。
「初産だから念のためむつ病で産む」という人も地元では結構います。
北村医院の特徴
北村医院は個人経営の病院ですが、昔からあって地元ではかなり有名な病院です。
全室個室なので、むつ市で個室の分娩病院を選びたい方は北村医院になります。
北村医院の場所・アクセス
北村医院はむつ市の柳町にあります。ちょうど田名部と上川の間くらい。松木屋の通りを上っていったところです。すぐ近くにコンビニと郵便局があります。
大湊からは車で30分弱でしょうか。大湊付近の官舎から行くなら、むつ市立病院も北村医院も、遠さはそう変わりませんね。
もちろん無料の駐車場完備。
病院の目の前の駐車場のほかに、病院横の空き地にも駐車場があるので、行って停められないということはほとんどないと思います。
逆に、公共交通機関ではなかなか行きにくい場所です。通院にはマイカーがあるとかなり便利だと思います。
病院横の空き地の駐車場は砂利なので、ベビーカーなどを使いたい場合は出来るだけ病院前のコンクリートの駐車場にとめたいところです。
北村医院の妊婦検診はどんな感じ?
待ち時間は比較的早い
妊婦健診は基本的に予約制。
一般診療の待合室とは別の妊婦専用待合室で育児雑誌などを読みながら待つことが出来ます。
この待合室にはカーテンで仕切られたベッドも2つ(もしかしたら3つだったかも?)あり、後期の妊婦健診の際にはここでノンストレステストも行います。
待ち時間は毎回20~40分ほどでしょうか。
都会の産婦人科では2時間待ちなどが当たり前のことを考えると、待ち時間なくあっさりと健診が終わる感覚です。
設備も十分
健診の設備は決して新しくはないですが、十分な設備があると思います。
赤ちゃんが立体的に見えるエコーがあります。健診のエコー写真は毎回もらえるのが嬉しいです。
対応は素っ気ない
対応は結構素っ気ないです。
都会のホスピタリティ溢れる感じに慣れている方は、若干寂しいかも?
分娩はどんな感じ?
入院したらすぐ個室へ
陣痛が始まって入院したら、個室に入ります。
基本的に退院まで使える部屋なので、荷物も置きっぱなしで良いですし、ラクです。
この自分用個室で陣痛の感覚が短くなっていくのを待つのですが、陣痛で苦しみもがいているときに個室というのはかなり楽です。
分娩室
陣痛が進んだら、自力で廊下を歩いて行き分娩室・分娩台まで移動します。
分娩台は2台あります。
また、北村医院は立会い分娩もできます。希望の方は担当医に相談してみましょう。
分娩後は早々に赤ちゃんは赤ちゃん部屋に連れて行かれます。赤ちゃん部屋は分娩室のすぐ隣です。
お医者さんも助産師さんもベテランが多い感じで、かなり手際が良くムダがない感じです。
ただ、生まれた直後の赤ちゃんの顔もよく見ることなく抱くこともなく連れて行かれるので、ちょっと残念ではありますが、事前にカンガルーケアの希望とか言っておけば大丈夫なのかな?ちょっとその辺はわかりません。
出産後~退院までの過ごし方は?
出産後1日は母子別室
出産後1日は、赤ちゃんはずっと赤ちゃんルームで過ごしています。赤ちゃんルームはガラス張りになっていて、生まれたばかりの赤ちゃんがベッドで寝ていたり泣いたりしている様子が見えます。
ママたちの個室のフロアの丁度真ん中あたりに赤ちゃんルームがあるので、ママや親族はいつでも赤ちゃんの様子を見に行けます。
赤ちゃんルームの前には休憩所のようなスペースがあり、テーブル数個と自動販売機や新聞ラックなどが置いてあるので、赤ちゃんに面会に来た方などはここで過ごせます。
北村医院の入口入ってすぐの螺旋階段を上った正面が赤ちゃんルームです。
この間、ママはひたすら分娩後の体力回復を図ります。ゆっくり1人で過ごせる最後のときかもしれません・・・
出産後2日目以降は夜間だけ母子同室
分娩当日夜は母子別室ですが、分娩翌日からは夜間のみ母子同室となります。
泣きやまない赤ちゃん、なかなか出ない母乳・・・泣き声が他の部屋の迷惑じゃないかなと心配になりますが、他の部屋も泣いてたりするのでお互い様ですね。
新米母には試練の時です・・・
昼間はお母さんは3時間おきに赤ちゃんルームの隣の部屋に集まり、みんなで授乳をしたり体重測定したりします。
授乳中は円座クッションを貸してくれたり、必要な人には搾乳機を使わせてくれたりします。
助産師さんが回っているので、このときに授乳のコツを教えてくれたり、育児の質問なども出来ます。
個室の設備
北村医院の個室には、以下のような設備があります。
- 妊婦用ベッド(リクライニング、ナースコール付)
- 赤ちゃん用のキャスター付きベッド
- トイレ
- 洗面台
- ユニットバス
- ソファーベッド
- テレビ
- 冷蔵庫
部屋にはユニットバスが備え付けられており、シャワーやトイレも自分のペースで行けます。これが何とありがたいことか・・・
個室にはそれぞれソファーベッドがあり、家族がそのソファーベッドで寝泊まりすることも出来ます。
事前に予約したりすることなく、いきなり来て自由に泊ることが出来るのがすごいですよね。(ただし夜から朝にかけて病院の玄関はカギが締まり出入りできないので注意)
妊婦用のベッドは木製で温かみがあり、リクライニングでリモコンのボタンで背もたれの角度を自由に変えることが出来ます。移動できるサイドテーブルもベッドについているので便利です。赤ちゃん用のキャスター付のベビーベッドもあります。
その他、冷蔵庫も自由に使えます。北村医院のすぐ近くにコンビニがあるので、付き添い人も気軽にコンビニで買って、冷蔵庫で保管して一緒に食べたりできます。
ボリューム満点の食事・おやつ
北村医院は入院中の食事のおいしさでも定評があります。
毎回出る食事は味もおいしく、ボリュームもなかなかの量で満足感があります。
退院前に1度だけ出産お祝い御膳でステーキが出ます。
毎回ボリューム満点で、本当におなかいっぱいになりますが、体に栄養が付いている気がします。
毎日14時頃におやつも出るのですが、ケーキ+紅茶のような、しっかりお腹がふくれる系のおやつです!
また、おやつの時間にスナック菓子なども毎日もらえるので、夜のおやつとしても食べられます。
売店も便利
北村医院には売店もあり、赤ちゃん用のミルクやおむつ、出産に必要な持ち物一式などを購入することも出来ます。
大きな売店ではありませんが、必要なものがギッシリ詰まっている感じで、フレンドリーな売店のおばさんがいて癒されます。
ジュースやお菓子も売っているので、気分転換に行ってみるのも良いかもしれません。でも、出産後はそんな余裕もないかもしれませんね(笑)
退院時には売店で赤ちゃん用ミルクを買うためのクーポンも貰えるので、利用するのもオトクです。
出産費用は?
一般的な出産費用の考え方
出産費用は、国から出産育児一時金として42万円が支払われます。その不足分を自分で支払うという形になります。
そして基本的には以下の項目で追加料金がかかっていきます。
- 生まれたのが昼間か夜間か(夜間だと追加料金)
- 生まれたのが平日か休日か(休日だと追加料金)
- 普通分娩か帝王切開か(帝王切開だと保険適用になるため安くなる)
- 出産後の各種検査(血液型検査や聴覚検査)
- 個室などの入院中のサービス・アメニティ分があるか
我が家の場合の自費支払いは8万ほど
私は夜中から入院して翌昼間に出産しました。
初産・普通分娩で5日間の入院期間だったので、入院期間は多いケースかと思います。
そして、赤ちゃんの聴覚検査や血液検査も全部しました。
その結果、出産育児一時金42万円以外の自費支払は8万円ほどでした。
入院中ずっと個室を使えること、家族も自由に寝泊まりしていたこと、部屋にシャワーやトイレ、ソファーベッド、冷蔵庫もあることを考えると、決して高い金額ではないと思います。
北村医院の公式HPにも費用について記載があるので、参考にしてください!
「むつ市の北村医院での出産・分娩の流れは?設備や感想、費用も公開!」まとめ
北村医院での出産のイメージは伝わりましたか?
むつ市で出産をお考えの方、ぜひ参考にしてくださいね!