日本三大霊山である、恐山。
大湊からは車で40分前後で行けるため、大湊赴任になったら1度は行きたい場所ですね。
今回は、そんな恐山についてご紹介します。
恐山の歴史
平安時代の862年、天台宗の慈覚大師円仁が夢のお告げに従って諸国を行脚し、
たどり着いたのがこの恐山。
地蔵信仰のため、恐山には参道から宇曽利湖周辺まで、たくさんのお地蔵様が祀られています。
下北周辺では「人は死ぬと恐山に行く」と言われ、
死者供養・水子供養の場としても崇拝されてきました。
明治時代以降はイタコが有名となり、徐々にその数は増え、
夏の恐山大祭にはイタコの口寄せを目的に参拝する人も多数います。
恐山への行き方
大湊から恐山へは、車かバスかで行くことになります。
(タクシーという手もありますが、片道4000円くらいらしいです。高い!)
大湊から行く場合、車で市役所方面に向かい、途中のマエダ大湊バイパス店を過ぎた交差点を左へ。
矢立温泉の方向に進み、後は道なりに20分ほど行けば恐山に着きます。
途中T字路を左に行けば釜伏山展望台にも行けちゃいます!
いざ観光
駐車場に車を停め、入山料¥500を払っていざ入山!
境内に入るとすぐ正面に温泉も。
恐山温泉と言い、無料で入ることも出来るようです。
恐山通路荒涼とした雰囲気、立ち込める硫黄臭、いたるところに積まれた石。
他所ではなかなか見られない景色ではないでしょうか。
恐山宇曹利湖荒涼とした岩場を抜けると、透き通ったキレイな宇曽利湖があります。
植物も高山植物で、湖に浮かぶ虫など、景色全体がどこか不思議な感じがして、
円仁が地獄と極楽をこの地に感じたというのも納得出来ます。
恐山観光の注意点
恐山の観光をするにあたって、いくつか注意点があります。
まず1つめ。スマホが圏外ということ。
矢立温泉を過ぎ山に入った途端auは早々に圏外になり、
softbankは途中まで電波があるのですが、恐山参拝入口に着くころには圏外です!
恐るべし、恐山。
2つめ。意外と虫がいます。
特に夏はハチが結構いるので、黒い服はおすすめしません。
3つめ。11~4月は閉山しています。
さらに10月は営業時間が1時間短くなります。
こんなに長期間閉山しているのかと驚かれる方も多いですが、雪があるから仕方ないのです。
オススメの参拝時期
イタコに口寄せしてほしい方は、毎年7月20日~24日で行われる恐山大祭に行きましょう。
イタコは常に恐山にいる訳ではなく、この大祭のときにしかいないためです。
そして意外とおすすめなのが恐山の秋祭りです。
10月上旬の3連休で行われるのですが、夏の大祭ほど混雑しておらず、
かつ紅葉のベストシーズン!
いつもと違った景色を楽しむことが出来ますよ。
まとめ:一生に一度は行きたい場所
いかがでしたか?
旅行でもなかなか行きにくい場所にある、恐山。
大湊赴任になったら観光の絶好のチャンスなので、是非行ってみてくださいね。
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